
シミは見た目が同じようでも種類や原因が異なります。濃く目立つシミを改善するには、種類に合わせたセルフケアが必要です。
効果的にシミ改善をする為に、種類ごとの根本的なケア方法をご紹介します。
この記事の目次♪
代表的なシミ5種のケア
代表的なシミ「炎症後色素沈着」「肝斑」「老人性色素斑」「雀卵斑(そばかす)」「光線性花弁状色素班」の、それぞれのケアを見ていきましょう。
炎症後色素沈着のセルフケア
ニキビや火傷などの炎症が肌の刺激となりメラニンが増加するシミ。この炎症後色素沈着するタイプは、肌本来の治癒力で1年~2年ほどで自然と治る場合がほとんどです。
しかし正しいセルフケアをしないと、いつまでも残ってしまう場合もありますので、まず大切なのは炎症を悪化させないことが大切です。
ニキビを無理やり潰したり、かぶれに刺激を加えてしまうなど、間違った対処をすると炎症はさらに悪化してしまいます。症状がひどい場合は早めに皮膚科で相談することをオススメします。
炎症後色素沈着をするシミは、紫外線対策の美白ケアが主な改善方法となりますが、さらに効果を引き出すには、肌によいビタミンC、ビタミンEの摂取も食べ物やサプリから心がけると良いでしょう。
肝斑のセルフケア
肝斑は30代~40代の肌の老化が気になる女性に多く見られるシミの一つ。頬骨や鼻の下付近にでき、左右対称に表れる特徴があります。
このシミは妊娠経験のある女性、またはピルの服用をきっかけに起こる場合があり、シミの原因は女性ホルモンと関係しているといわれています。
肝斑のセルフケアで最も大切なのは紫外線対策。紫外線は新たなシミを作る原因になり、シミ予備軍が肌の表面に出やすくなる要因でもあります。日頃から肌に摩擦を加えないよう優しく洗顔するなど、色素沈着を予防する対処が必要ですね。
この年代になるとアンチエイジング化粧品を使い始める方も増えてきます。目立つシミを早く直したい為、クリームなどを無理にすり込ませたり、摩擦をするマッサージなども炎症を悪化させる原因になりますよ。
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老人性色素班のセルフケア
30代以降の方に多いのが老人性色素斑。過去に浴びた紫外線は肌がダメージを記憶しているため、肌の働きが減少する30代以降になると徐々におでこや頬にこのシミが出現してきます。
おでこなどの部位は紫外線を受けやすく、シミができやすい場所の一つですよね。はじめはシミが薄い状態でも、徐々に色を濃くしていく厄介者です。
老人性色素斑のケア方法ですが、残念ながら自分で完全に消すことはできません。しかし濃いシミを薄くしたり、新たなシミを作らない予防は可能な為、まずは紫外線対策に力を入れましょう。
そして美白有効成分の含まれた化粧品を使うことや、ビタミン類のバランスを整える栄養補給など、あらゆる角度からシミにアプローチすると効果的です。シミは時間をかけて気長にケアを続けましょう。
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雀卵斑(そばかす)のセルフケア
そばかすは小さな子供に多くみられることが特徴です。そばかすだらけの顔は可愛い印象も受けますが、原因は遺伝的なものが大きく影響するといわれています。
鼻や頬に小さなシミがあちこちにちらばってできるそばかす。紫外線を浴びるとさらに濃くなる特徴がありますので、生まれつきのそばかすも日頃のスキンケアがとても大切なのです。
美白化粧品を使ったお肌のお手入れ、そしてメラニン色素を抑制するビタミンC、抗酸化作用の高いビタミンEなどを食生活から意識して摂取しましょう。
そばかすは成長とともに自然に薄くなるといわれていますが、正しくセルフケアを行わないと大人になってもいつまでも残ってしまう可能性があります。そばかすは濃くしない為のケアが重要ですね。
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光線性花弁状色素班のセルフケア
夏に海水浴場で肌を焼き過ぎてしまった経験はありませんか?
強い紫外線を浴びて水ぶくれになるような日焼けをすると、その後に花弁状のシミができる場合があります。
胸や背中、肩などに多くみられる光線性花弁状色素斑は、セルフケアで最も大切なのが紫外線対策。ビーチなど紫外線をダイレクトに受けてしまう環境では、しっかりブロックできる紫外線対策がオススメです。
防御効果が高いラッシュガードを着用したり、日傘やパラソルを使うなどできるだけ紫外線のダメージを抑えることが重要です。小さな子供や若い年齢層の方は大量な紫外線を浴び続けると、皮膚がんになる可能性も増えてしまいます。
激しい日焼けをした場合、ヒリヒリする痛みや腫れてしまう時はすぐに冷やしてクリニックで診察してもらいましょう。
効果的な成分を内側と外側から摂り入れるのが良い
シミは色々な種類がありますので、それぞれに合ったセルフケア方法を見極めることが大切なポイント。どんなシミのケアをするにせよ、美白成分を肌に与えることがとても効果的です。
美白化粧品の有効成分は色々ありますが、特にトラネキサム酸の美白効果はとても高く、シミの根本原因となるメラニン色素を抑制する働きがあり美白化粧品の成分としても注目されています。
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このような美白化粧品を使ったスキンケアを長期的に続けることが、シミの改善と予防に一番メリット。
また美白成分の効果を引き出す為には、体の中からもケアをしましょう。メラニン色素を抑制するビタミンCは肌の細胞の再生をサポートする働きがあり、抗酸化作用のあるビタミンEは肌の老化が気になる方に、アンチエイジングとしてもオススメですよ。
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まとめ
- シミは色々な種類に合わせてセルフケア方法を見極めることが大切。
- 共通して紫外線対策はしっかりとする。美白ケアには、トラネキサム酸配合の化粧品がおススメ。
- ビタミンCとビタミンEで、体の中からもケア。